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読み書き困難は、学習障害の中核的な状態像と言われています。読み書きに困難のある子どもにとって、特殊音節の拗音は習得が難しいものの1つです。また、拗音は小学校の低学年の子どもにとっても、習得が難しいと言われています。拗音の読み書きは基礎・基本の学習事項であるだけに、習得の困難さが学習全般に影響します。習得の困難さは、学習の定着を妨げるだけでなく、子どもの学ぶ意欲や自尊感情を低下させ、二次的な学校不適応を引き起こすこともあります。 この学習アプリは、小学校の通級指導教室担当 松尾優美子と島根大学大学院総合理工学研究科縄手研究室が共同研究で作成しました。これは、拗音の読み書きのつまずきに対応できるよう作成された拗音学習アプリであり、大きくは「読む練習」と「書く練習」の2つで構成されています。 このアプリでは、子どもの学びや意欲を支えるために、様々な工夫をしています。 ①子どもの実態に即して、出題問題や量を選択できる。 ②「やり方」や「読むときのポイント」では、松尾が独自に提唱している方法(読むときの口形の意識化や動作化を取り入れたもの)を挙げ、子どもが文字-音の変換がしやすいようにしている。 ③「音声マーク」を押すと文字の読み方を、「文字ヒント」を押すと、文字表記を確認できる。 これらにより、子どもができる、わかる内容、量から取り組むことができ、子どもが即時に読み方や表記を確認することができるため、読み方や書き方がわからいことで学びが中断することなく、自主学習が可能です。 この学習アプリの使用対象者は、拗音指導に携わる大人(以下指導者)や拗音学習をしようとする子どもです。指導者は、個別指導や通常の学級での一斉指導などで子どもの実態に合わせて使用することができます。読み書きが困難な子どもは、読み書きへの意欲が低下していることが多く、読み書きへの抵抗感や拒否感をさらに強めることがないよう、指導者による配慮のもと使用すると効果的です。読み書きの困難さのない低学年以上の子どもでもひとりで使用できるようにしています。